藤子不二雄Ⓐ先生の故郷・氷見へ。『氷見市潮風ギャラリー』

★おでかけスポット

2018年10月19日から、藤子不二雄Ⓐ先生の展覧会が六本木ヒルズにて開催されます。

藤子・F・不二雄先生のミュージアムは神奈川県と富山県に2か所ありますが、藤子不二雄Ⓐ先生のギャラリーは富山県のみなので、今回の東京での開催はとても嬉しい!

ちょうど今年の夏、藤子不二雄Ⓐ先生の故郷・氷見市にある『氷見市潮風ギャラリー』へ行ってきましたので、今日はそのレポートを書きたいと思います。

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藤子不二雄Ⓐ作品「まんが道」が好きなのです。

藤子不二雄Ⓐ先生の代表作と言えば「忍者ハットリくん」「怪物くん」「プロゴルファー猿」

大人向けの作品では「笑ゥせぇるすまん」など、ちょっとダークでブラックな作風が特徴です。

「ドラえもん」作者の藤子・F・不二雄先生とはまた違った魅力で、子どもの頃から楽しませていただいてました。

あと私は藤子不二雄Ⓐ先生の「まんが道」が大好きで^^

「まんが道」は藤子不二雄Ⓐ先生と藤子・F・不二雄先生の自伝的作品です。

学生時代、就職、上京、下宿生活、トキワ荘での仲間との生活などが描かれていて、先生達を身近に感じられる漫画です。

(サングラス姿のダンディな藤子不二雄Ⓐ先生と主人公の満賀道雄が同一人物とは思えない^^)

「まんが道」には先生達の故郷の描写が何度も出てきます。いつか富山に行ってみたいと長年思っていて、今年とうとうそれが叶いました。

(先生達が出会ったのは高岡市ですが、今回は藤子不二雄Ⓐ先生の生誕地・氷見市について書きます。)

忍者ハットリくん列車に乗って氷見へ。

忍者ハットリくん列車で氷見へ向かう。

JR氷見線に乗って、高岡駅を出発です。
なんとハットリくんのラッピング電車が走っています!

忍者ハットリくん列車の車内

忍者ハットリくん列車の車内

忍者ハットリくん列車の車内

車内もハットリくんだらけ。
娘、息子、あと私も大興奮。

忍者ハットリくん列車の車内。氷見名物のぶりの絵が。

氷見市といえばぶり!

車内はハットリくんで溢れてますが観光列車という訳ではないので、皆さん普通に通勤・通学で利用されています。

毎日乗ってるからか珍しくもない様子でした^^羨ましい!

車内アナウンスもハットリくんの声で流れます。

JR氷見線の車窓に広がる富山湾

車窓に目をやると、きれいな海が広がっています。

富山湾、海の幸…ぶり…!しかし今回の旅のスケジュールはとてもタイトで、氷見でぶりを食べる時間はなかったのでした。

8月の炎天下、氷見を歩く。

「怪物くん」ラッピングの路線バスの案内↑怪物くんラッピングの路線バス!?

氷見駅で電車を降りるとちょうどよい時間のバスがあるはず…だったのですが、調べ間違いをしてしまったようでした。バスは当分来ません…。

駅前にタクシーは見当たらない。というか誰もいない!

平日だからなのか、気温が38度だからなのか。

仕方ないので歩いて藤子不二雄Ⓐ先生の美術館・氷見市潮風ギャラリーへ向かいます。

氷見市の消防団のシャッターに描かれたハットリくんのイラスト↑歩いている途中にこんなかわいいシャッターが^^

忍者ハットリくんカラクリ時計

今回時間の関係で無理だと思っていた、「忍者ハットリくんカラクリ時計」を見る事ができました。

水芸忍法対決(って書いてある^^)のショーでした^^

カラクリ時計は9時~19時の毎正時(土日祝は30分ごと)に見る事ができます。

街を走る怪物くんラッピングバス怪物くんバス!

街のあちこちにハットリくんのキャラクターが。

影千代  ケムマキ シンゾウ

ハットリくん 獅子丸

「忍者ハットリくんロード」と銘打った商店街には、ハットリくんと仲間たちのモニュメントが展示されています。

シンゾウの「ギャオエ~ン」な泣き顔がかわいい^^

氷見潮風ギャラリーに到着

カラクリ時計や忍者ハットリくんロードを経て、氷見潮風ギャラリーに到着!

この日は38度の猛暑日だったので辛い道のりでしたが、気候の良い時期ならお散歩がてら歩ける距離ですね。

氷見潮風ギャラリーに到着!手裏剣を投げるポーズです。伝わりますか?

一階は藤子不二雄Ⓐ先生の年表、原画、複製原画が展示されています。

藤子不二雄Ⓐ先生は青年漫画もたくさん描かれていたのですね。私が知らなかった作品がたくさん展示されていました。

「まんが道」の続編「愛…しりそめし頃に…」の展示を見て、読んでみたくなりました。「大人版まんが道」といった感じでしょうか^^毎話、藤子不二雄Ⓐ先生書き下ろしのポエムで締められているというのが気になります。

一階の奥にはトキワ荘を再現したお部屋がありました。

二人で四畳半は今の感覚だと狭く感じるのですが、「まんが道」では、二畳の下宿先から引っ越してきた二人が「四畳半ってなんと広いんだろう」と笑い合うんですよね。

数々の作品を生み出した二人のスタート地点を思い、ぐっときました。

氷見潮風ギャラリーのまんが図書室

子供達には一階の展示は大人っぽ過ぎたようで^^二階のまんが図書室でずっと遊んでいました。

兄はハットリくんを読み耽り、妹はお人形遊びに夢中でした。

氷見潮風ギャラリーのまんが図書室

↑私も吸い込まれた^^「まんが道大解剖」(「まんが道」のムック)を読んでます。

ゆっくり見させてもらいました^^

帰りはハットリくんタクシーで。

そろそろ氷見駅に戻らないといけません。

バスだと電車の時間ギリギリになってしまいそうなので、タクシーを呼びました。

ハットリくんタクシー

場所が潮風ギャラリーだから?か、どうかはわかりませんが、ハットリくんタクシーで来てくださいました^^

ギャラリー受付の方が、「ハットリくんタクシーは一台しかないからラッキーですね!」と言ってましたが、駅でもう一台見かけました。二台あるのかな^^

藤子不二雄Ⓐ先生の生家

タクシーの運転手さんに「藤子不二雄Ⓐ先生の生家はここですよ。」と教えてもらいました。(奥の方に見えるお寺です。)

藤子不二雄Ⓐ先生のお父様は、光禅寺というお寺の第49代住職なのだそうです。

藤子不二雄Ⓐ先生は小学5年の時に高岡市に引っ越すまで、このお寺に住んでいたそうです。

時間があればこちらも行きたかったのですが、今回は車から眺めつつお別れです。

藤子不二雄Ⓐ先生ブームが来るかも!

藤子・F・不二雄先生の作品「ドラえもん」はたびたび映画が作られますし、神奈川に立派なミュージアムもあります。

しかししかし!当然ながら藤子不二雄Ⓐ先生の作品も素晴らしいのです。

ブラックユーモアで有名な藤子不二雄Ⓐ先生ですが、「ハットリくん」などを読むと、小さな子供をとても愛らしく描かれていて、お話もほのぼのとしていて、今読んでも普遍的な面白さを感じます。

藤子不二雄Ⓐ先生の作品が、これからも読み継がれる事を願います^^